6. 制服
これは学校選びという視点では、小学校低学年までならではの選択のポイントかもしれませんが、制服のかわいらしさも、決め手の一つでした。
現在では、動きやすさや買い替えやすさ、洗濯のしやすさなどを考慮してか、制服がポロシャツに変わった学校も多いようです。10年前当時の話になりますが、襟付きのコットンシャツが制服で、PE(体育)の授業ではドライTシャツを着るという学校が多かったように思います。
その中でも、当時からシンガポールにあった英国系の3校、Tanglin Trust、Dulwich College、Dover Courtは、幼少期の制服がチェック柄のシャツやワンピースで、とてもかわいらしい印象がありました。
子どもが通ったDover Court International Schoolも、淡いブルーグリーンとイエローのチェック柄のサッカー生地のシャツが特徴で、男児はシャツにグレーのズボン、女児はワンピースというスタイルでした。
現在は、男女ともにブルーのポロシャツとネイビーのパンツに変わったようなので、チェック柄のシャツだった頃の制服も、今となっては懐かしい思い出です。
また、特に英国系(British Curriculum)の学校で取り入れられているハウス制度(House System)も、魅力の一つでした。
ハウス制度は、年齢の異なる生徒同士のつながりを作ったり、所属意識(sense of belonging)やチームワーク、リーダーシップを育てたりすることにもつながる制度です。ハウスごとにカラーが決められていて、その色のTシャツを着てイベントに参加することもありました。
日本人にとっては、『ハリー・ポッター』に登場する寮をイメージすると、わかりやすい制度かもしれません。
7. しつけ
イギリス系(British Curriculum)の学校から、小学校高学年でアメリカ系(American Curriculum)の学校に転校して感じたのは、子どもを伸ばすために重点を置いているポイントの違いでした。
あくまで大まかなイメージですが、イギリス系の学校には、身だしなみや生活態度など、日本の学校の規律やモラルに似ているところがあります。
バッグや靴は黒、靴下は白か黒のみ。アクセサリーは最小限で、ヘアカラーやメイクも禁止。先生も、男性はシャツにネクタイ、スラックス、女性もワンピースなどを着用していました。先生を呼ぶときも、Mr. / Ms. +姓というのが、幼少期からの決まりでした。
宿題は読書が中心で、小学生の間は本をよく読むことを勧められます。また、アカデミックな学習だけでなく、音楽やスポーツなどの習慣も大切にし、学ぶ機会を与え、発表の場を設け、上手にできたことを褒めるという教育の文化を感じました。
一方、アメリカ系の学校は、より自由な校風という印象があります。バッグもシューズも、カラフルなものや柄物が認められている学校も多く、先生もカジュアルなシャツにチノパンなどを着用していました。先生の呼び方も、Mr. / Ms. +名前で、よりフレンドリーな印象があります。
宿題は、小学生でもドリルのような課題があり、半年に一度はアメリカの標準学力テストであるMAP Growthを受けました。学力の伸びや、同年代の子どもたちと比較してどの程度のレベルを理解しているのかを、数字で確認する機会がありました。
また、タレントショーなどのイベントでは、「やってみたい」という気持ちが最優先され、技術や仕上がりよりも、挑戦することや努力することを大切にする文化を感じました。
イギリス系とアメリカ系の両方を経験してみて、幼少期にイギリス系の教育を受けたことは、我が家にとって良い選択だったと感じています。子どもの成長段階や性格、入学する年齢、家庭の考え方によって、合う学校はそれぞれ違うと思いますが、これからインターナショナルスクールを選ぶご家庭にとって、我が家の経験が少しでも参考になればと思います。

