シンガポールに移住して10年、子どもは小学1年生に当たるYear 1からインターナショナルスクールに通っています。
シンガポールには多くのインターナショナルスクールがありますが、学校によってカリキュラムに違いがあり、大まかに以下のような分類があると考えています。
- IB系(International Baccalaureate)
- イギリス系(British Curriculum)
- アメリカ系(American Curriculum)
- オーストラリア系(Australian Curriculum)
- インド系(CBSE / ICSE)
- その他の国別カリキュラム(Lycée Français、German European、日本人学校など)
小学1年生の学校を選ぶ時には、小学生の段階では学校によるカリキュラムの違いはそれほど大きくないのではないかと考えていました。
では、シンガポールへ移住する際、どのように学校を選んだかというと、
- 学校の規模
- 学費
- 通学しやすい立地
- 児童の国籍比率
- 英語補習クラスの有無
- 制服
- しつけ
以上のポイントから、移住前に日本にいる時点で学校を絞り、シンガポールに引っ越してから実際に学校を見学し、イギリス系(British Curriculum)のDover Court International Schoolへの入学手続きをしました。
現在は、いわゆる「バジェットスクール」と呼ばれる、学費が比較的手頃なインターナショナルスクールも増えています。そのため、私が移住した当時と現在では状況も選択肢も違いますが、これからシンガポールへの移住やインターナショナルスクールへの入学を考えている方の参考になればと思い、当時の学校選びについて書き留めてみます。
1. 学校の規模
初めて暮らす国で、完全に英語環境で通う学校だったため、子どもが気兼ねせず、親も馴染みやすく、先生の目が行き届いていそうな中規模の学校を希望しました。
入学当時のDover Courtは、シンガポールで創立40年を超えた歴史ある学校でしたが、まだNord Anglia Educationに加入して間もなく、高校に当たる学年が新設されたばかりという時代でした。
中学に当たる学年の校舎もなく、イギリスののどかな公立小学校のようなイメージだと言われていました。
校庭もプレイグラウンドも小さく、小学校低学年の子どもを持つ親にとっては、放課後も目が行き届きやすく、迎えに行った親同士も交流しやすい、アットホームな雰囲気がありました。
2. 学費
日本からシンガポールのインターナショナルスクールに子どもを入れる際、学費の負担は大きく感じました。
現在は年間2万シンガポールドル前後の、いわゆるバジェットスクールも増えていますが、私が移住した当時、学費を抑えたい家庭にとっては、Global Indian、Dover Court、Chatsworth、German Europeanなどが比較的検討しやすい選択肢でした。
3. 通学しやすい立地
小学校低学年の頃はスクールバスを利用していましたが、親が学校に行く機会も多かったため、公共交通機関で通いやすい学校を選びました。Dover Courtは学校のすぐそばにバス停があり、通学に便利でした。
また、シンガポールのインターナショナルスクールは、この10年の間にも移転やキャンパス統合がいくつもありました。
Dover Courtは現在と同じDoverにありますが、Chatsworthは現在のBukit Timahではなく、以前はOrchardエリアのEmerald Hillにありました。1998年にEmerald Hill Roadへ移転し、2018年に現在のBukit Tinggi Roadへ移転しています。
また、現在HillviewのDairy Farm LaneにあるGerman European School Singapore(GESS)は、以前は現在のChatsworth International Schoolが使用している72 Bukit Tinggi Roadにありました。GESSは1985年にこのキャンパスを開設し、2018年に現在のDairy Farm Laneへ移転しています。
現在AljuniedにあるNexus International Schoolも、2019年まではUlu Pandanにありました。
現在Preston RoadにあるISS International Schoolも、以前はOrchardにキャンパスがあり、2020年にPreston Roadへ統合されています。
このように、インターナショナルスクールの移転は決して珍しいことではありません。広大な敷地を誇るUWCSEAのDover Campusですら、2032年にTengahへの移転が予定されています。
10年前に学校を選んだ時には、学校の場所も重要な判断材料の一つでしたが、長くシンガポールに住んでいると、学校そのものだけでなく、街の変化や学校の移転なども含めて、教育環境が大きく変わってきたことを感じます。
次回は、私が学校選びで重視した「児童の国籍比率」と「英語補習クラスの有無」について書いてみたいと思います。
