Google Analyticsを使いたい。クライアントから「Google Driveでファイルを共有するので、Googleアカウントでアクセスしてください」と言われた。
そんな場面に遭遇したとします。
しかし、自分は普段Google WorkspaceやGmailを利用しておらず、「そのためだけにGmailやGoogle Workspaceを新しく契約するのも大げさだな」と感じることがあるのではないでしょうか。
実は、現在利用している会社や業務用のメールアドレスを、そのままGoogleアカウントとして登録することができます。
つまり、
「Gmailアドレスを新しく作る」のではなく、「既存のメールアドレスをGoogleアカウントとして使う」
という方法です。
今回は、私自身も実際に利用した方法を、画面に沿って紹介します。
なお、この方法では現在利用しているメールアドレスそのものは変更されません。メールの送受信については、これまで利用しているメール環境をそのまま使います。
こんなときに便利
この方法は、例えば次のようなケースで便利です。
- 自社WebサイトでGoogle Analyticsを利用したい
- クライアントからGoogle Driveでファイル共有を受けたい
- Google Meetに業務用メールアドレスで参加したい
- Google FormsやGoogle Sitesなど、Googleの各種サービスを利用したい
- Google Workspaceまでは必要ないが、Googleアカウントが必要になった
特に、フリーランスや小規模事業者で「メールはMicrosoft 365や独自ドメインを使っているが、Googleのサービスも一部利用したい」という場合には、使い勝手のよい方法です。
実施手順
1. インターネットブラウザを開く
まず、Googleアカウントの作成画面を開きます。ここで注意したいのが、すでにGoogleアカウントへログインしているブラウザをそのまま使わないことです。既存の個人用・法人用Googleアカウントがある場合、意図しないアカウントで操作してしまう可能性があります。
そのため、以下のいずれかの方法をおすすめします。
- Google Chrome以外のブラウザを利用する
- 例:Microsoft Edge、Firefoxなど
- Chromeのゲストモードを利用する
- Chromeのシークレットウィンドウを利用する
Chromeの通常モードを利用する場合は、事前に自身の個人用・法人用Googleアカウントからログアウトしておくことをおすすめします。
2. Googleアカウントのサインイン画面を開く
Googleのログイン画面にアクセスします。ここでは、Googleアカウントを作成したい既存の業務用メールアドレスを使って手続きを進めます。
3. 業務用メールアドレスを入力する
Googleのログイン画面で、現在利用している業務用メールアドレスを入力します。例えば、`masakazu.ryoto@at-ap.biz`のようなアドレスです。
▪️すでにGoogleアカウントになっている場合
メールアドレスを入力したあと、パスワードの入力を求められる場合があります。この場合、そのメールアドレスはすでにGoogleアカウントとして登録されています。したがって、新たにアカウントを作成する必要はありません。
▪️Googleアカウントが作成されていない場合
一方で、> Couldn’t find your Google Accountといったメッセージが表示された場合は、そのメールアドレスではまだGoogleアカウントが作成されていない状態です。この場合は、そのままアカウント作成手続きを進めます。
4. 「Create account」をクリックする
Googleのログイン画面にある、Create accountをクリックします。選択肢が表示された場合は、For my personal useを選択します。ここで重要なのは、Google Workspaceの契約を新たに作成する必要はないということです。その後、名前や生年月日などの情報を入力していきます。
5. 「Use your existing email」を選択する
ここが、この手続きで最も重要なポイントです。GoogleからGmailアドレスの作成を提案される場合がありますが、今回はGmailアドレスを新しく作る必要はありません。画面上の、Use your existing email(既存のメールアドレスを使用)を選択してください。これにより、現在利用している業務用メールアドレスをそのままGoogleアカウントのログインIDとして利用できます。
6. 既存の業務用メールアドレスを入力する
ここで、先ほど確認したGoogleアカウント化されていない既存の業務用メールアドレスを入力します。例えば、`masakazu.ryoto@at-ap.biz`と入力します。この時点で、新しいGmailアドレスを作る必要はありません。
7. SMS認証・メール認証を行う
Googleから追加の本人確認を求められる場合があります。例えば、
- SMSによる認証
- 既存メールアドレス宛ての認証コード確認
などです。画面に表示される指示に従って認証を完了します。
8. Googleアカウント化完了
以上で、これまでGoogleとは直接関係のなかったメールアドレスを、Googleアカウントとして利用できるようになります。ここで重要なのは、Gmailアドレスが新しく作られるわけではないという点です。
例えば、これまで使っていた`masakazu.ryoto@at-ap.biz`というメールアドレスを、今後はGoogleへのログインにも利用できるようになります。
つまり、メール環境はそのまま、Googleのサービスだけ利用できるようになるというイメージです。
どんなGoogleサービスが利用できるのか?
この方法でGoogleアカウントを作成すると、Googleのさまざまなサービスを利用できるようになります。
例えば、Google Driveでは無料のストレージ容量を利用できますし、Google Meet、Google Calendar、Google Forms、Google Sitesなど、Googleの各種サービスを業務用途で活用できます。
特に便利なのが、クライアントとのファイル共有やコラボレーションです。
例えば、「Google Driveに資料を置いたので、このメールアドレスでアクセスしてください」と言われた場合でも、わざわざ別のGmailアドレスを相手に伝える必要がありません。普段使っている業務用メールアドレスのまま、Google側の認証に利用できます。
ただし、Gmailが使えるようになるわけではない
あくまで、一方で、この方法で作成したGoogleアカウントでは、Gmailのメールアドレスが新規に発行されるわけではありません。 「既存のメールアドレスをGoogleアカウントのログインIDとして利用する」という仕組みです。
そのため、現在利用しているメールシステムやメールアドレスを置き換えるものではありません。
Google Workspaceを契約するほどではない人におすすめ
Google Workspaceには、メール、カレンダー、ストレージ、共同編集など、企業向けのさまざまな機能があります。一方で、
- 「会社のメール環境はすでに別にある」
- 「Googleのサービスを一部利用できれば十分」
- 「Gmailは特に必要ない」
という人にとっては、Google Workspaceを新たに契約する必要性は必ずしも高くありません。
そうした場合には、既存の会社・業務用メールアドレスをGoogleアカウント化するという方法が、シンプルで実用的な選択肢になります。
Googleのサービスを使うために、わざわざ新しいメールアドレスを増やしたくないという方は、一度試してみる価値があると思います。
