先日、シンガポールのTech業界で働く人たちが集まる小規模なイベントに参加しました。
場所はボートキーのIrish Pub。金曜日の夜8時から2時間ほど、初対面の6人でお酒を飲みながら話すという、かなりカジュアルなイベントでした。
私は普段、ERPやコーポレート業務、ビジネスプロセスを中心としたITコンサルティングをしているので、こうした場で会う人たちは、自分とは少し違うバックグラウンドの人が多くなります。
今回の参加者も、
- Data Analyst
- AI Engineer
- AI Governanceサービス企業のConsultant
- Plant Engineering Software企業のSales
- HR + Tech系Consultant
- ERP / Buisiness Process系IT Consultant
という顔ぶれでした。
インド人3人、スペイン人、マレーシア人、そして日本人。
2時間という短い時間でしたが、それぞれの専門領域がかなり違うので、普段の仕事ではあまり聞かないような話が次々と出てきました。
特に興味深かったAI Governanceの話
この中でも特に興味深かったのが、AI Governanceのサービスを提供している会社のConsultantの方の話でした。
その会社では、AI Audit ServicesやImplementation Servicesなどを主要なサービスとして提供しているそうです。
私はこれまでAIについては、どちらかというと「業務にどう使うか」という側から考えることが多かったのですが、AIを企業で利用していくためには
「AIを導入する」だけではなく、「AIをどのように管理・監査するのか」
という別の視点があることを感じました。
またISO 42001だけではなく、EUで整備されつつあるAI関連の法制度なども企業にとって重要になってくるという話もありました。
さらに印象に残ったのが、「How to train AI」というキーワードです。
AIを単純に利用するだけではなく、「AIをどのようにtrainするのか」という観点が、今後企業がAIを活用する上で重要になってくるという話でした。
このあたりは、私自身のERPやビジネスプロセスの領域とも、意外と接点があるのかもしれません。
異なる専門領域の人と話す面白さ
今回のようなイベントに参加して感じたのは、必ずしも「仕事につながる人脈を作る」という目的だけで参加する必要はない、ということです。
もちろん、新しい仕事や協業につながる可能性もあります。しかし、それ以上に
自分の専門領域の外側で、Tech業界が今どんな方向に進んでいるのかを知る
という意味でも、こうした場への参加は面白いと思います。
ERPや業務システムの世界にいると、どうしてもERP、Finance、Supply Chain、Business Processといった自分の周辺領域の情報が中心になりがちです。
一方で、AI、Data、Cybersecurity、HR Tech、Engineering Softwareなど、それぞれの分野では異なるスピードで技術やビジネスが変化しています。
そうした人たちと直接話すと、Webの記事を読むだけでは体感できない「業界の温度感」のようなものを感じることができます。
今回のイベントで出てきたAI GovernanceやISO 42001、AI関連の法制度については、もう少し調べてみたいと思います。そのあたりについては、また別の記事で書いてみるつもりです。
